飼料を安全で持続可能なものにするにはどうしたらいいのでしょうか?
ご存知のように、私たちの飼料には様々な原料が含まれており、可能な限り養殖生産地の近くで調達に努めつつ、世界中から調達されています。スクレッティングの飼料に使用される原料はすべて厳しい品質保証基準に従っており、スクレッティングは承認された飼料原料および供給業者のみを使用しています。幸運なことに、私たちには協力し合い、知識と経験を共有するための、素晴らしい人々との素晴らしいネットワークがあります。
品質と安全性を確保するには
サプライチェーンにおける食品生産の透明性とトレーサビリティを高めることは、スクレッティングにとって不可欠なことです。私たちは皆、自分が食べているものが何か知りたいと願っています。私たちの飼料から食品までの品質と安全性を追った「ニュートレース」は、それにお応えするもので、お客様や消費者が私たちの飼料を完全に信頼できるよう透明性と全世界での履歴を追えるシステムです。
最新の技術と科学、そして最高品質の飼料を生産するためのスタッフの献身を組み合わせることで、私たちのビジネスオペレーションが自社および外部のガイドラインを遵守することを保証しています。
厳格な管理
ラボでの検査は品質管理プログラムの重要な一部であり、原料や飼料サンプルの特定の成分を測定し、品質基準に適合していることを確認することができます。検査では、水分、タンパク質、脂肪の質、脂肪の量、病原体、その他の主要な品質指標に加え、潜在的な汚染物質も分析します。
スクレッティングがグローバルな品質基準を保証するユニークな方法のひとつに、近赤外線分光法(NIR)があります。NIRは、個々の波長に分散された赤外光とサンプルとの相互作用を研究します。データはスペクトルとして表現され、私たちは検量線を用いて分析し、サンプルから情報を引き出します。
仕組みは複雑そうですが、数十年に渡る較正を経て、NIRは飼料、原料、最終製品の多数のサンプルを迅速に検査することができるようになりました。過去20年以上に渡り、私たちは世界中のネットワークで使用される特定の検量線を開発し、例えば同じリンゴでも違いを比較することができます。
もちろん、飼料は最終的に食品と同じで、最高の品質の飼料を確保するために、全てのの製造環境において最適な衛生状態が維持されていることも重要です。
つまり、スクレッティングの社員は、原料の使用方法を工夫することで、高品質な飼料を可能な限り生産し、養殖業が持続可能で安全かつおいしいシーフードを生産し、世界のタンパク質需要の増大に応えるという志を共有しています。
数十年にわたるNIRの較正を経て、スクレッティングでは迅速なテストが可能になり、過去20年以上にわたり開発した独自の検量線は世界中のネットワークで使用できるようになっています
サステナビリティ – 理想ではなく実現するもの
私たちがどのようにサステナビリティを「実現」しているかは、ウェブサイトでご覧いただけます。その前に、世界人口が増え続ける中、世界を養うためのタンパク質を供給する養殖に注目が集まっていることにふれておこうと思います。私たち養殖産業は不可欠な役割を担っています。
水産養殖の生産量が3,000万トン増加すると、さらに4500万トンの原料が必要になると予測されています。では、その原料はどこから来るのでしょうか?私たちは、詳細な持続可能性戦略と大きなアンビションを抱いています。
次は
飼料の未来
急速に伸張する人口の食糧需要に対応するために、スクレッティングは責任あるグローバル企業として、養殖と水産物のサプライチェーンにイノベーションを起こさなければならないことを長年認識してきました。これは、絶滅危惧種や敏感な生態系の保護に強く焦点を当てながら、可能な限り地球に優しい方法で行わなければなりません。私たちは未来に向けてどのような計画を立てているのでしょうか?