透明性と信頼を築くために重要な要素となるトレーサビリティ
生産現場から消費者に届くまで、製品の原産地を特定できるのは、トレーサビリティシステムによるものです。例えば、製品が変形したり加工されたりした場合の変更もこのシステムに含まれます。飼料産業におけるトレーサビリティは、食の安全性、サステナビリティ、倫理、商業的責任に直結しています。統合された適切なトレーサビリティシステムは、生産チェーン全体を通してリスクを効果的に評価するために必須です。
透明なサプライチェーンは、養殖業のサステナブルな発展のために、より責任ある実践と協調努力を促すことができます。また、消費者が水産物を信頼するために必要な情報にアクセスすることも可能になります。
水産物に対する消費者の需要を満たすために養殖業が果たす役割が拡大するにつれ、製品の品質と安全性が、食の安全を担う国内外の組織の監視下に置かれ、消費者が食の品質と安全性に関するより多くの情報を求めるようになるのは当然のことです。当社は、透明性と信頼を活動の柱としています。以降のページで詳細を確認してください。
生産現場から消費者に届くまで、製品の原産地を特定できるのは、トレーサビリティシステムによるものです。例えば、製品が変形したり加工されたりした場合の変更もこのシステムに含まれます。飼料産業におけるトレーサビリティは、食の安全性、サステナビリティ、倫理、商業的責任に直結しています。統合された適切なトレーサビリティシステムは、生産チェーン全体を通してリスクを効果的に評価するために必須です。
トレーサビリティのシステムの価値は、それが品質マネジメントの管理システムとどのように統合されるかにかかっています。
2022年、スクレッティングはEcoVadis(エコバディス)のIQ and Ratingsプログラムを実施しました。このプログラムは、サプライヤーのサステナビリティに関わるリスクを理解して軽減し、バリューチェーン全体を通して環境問題・社会問題を継続的に改善するのに役立ちます。EcoVadisは、カテゴリー・マネジメント、ソーシング、サプライヤー・リスク評価、サプライヤー・パフォーマンスなど、当社の調達プロセスにサステナビリティを組み込むためのツールのひとつです。
EcoVadis IQソフトウェアにより、次の4種類のサプライヤーのリスクを評価できます。
これらのトピックのそれぞれのリスクレベルは、サプライヤーの地理的位置と、サプライヤーが事業を展開している業界に基づいています。これら4つのリスクとサプライヤーの相対的な支出レベルを組み合わせることで、リスクの高いサプライヤーに対して優先してさらなるアクションを起こすことができます。スクレッティングの2022年の支出額の66%に相当するサプライヤーに対して評価が行われ、33の高リスクサプライヤーが浮き彫りになりました。
2023年には、EcoVadisによる評価プラットフォームを通じて、これらのサプライヤーのリスクをさらに評価する予定です。EcoVadisによる評価では、サプライヤーにはサステナビリティに関わる質問票を返送し、その回答を証明する書類を提出することが求められます。提供された情報はEcoVadisによって評価され、それに応じてサプライヤーにスコアが付けられます。これにより、サプライヤーのサステナビリティポリシーの安定性を標準化された方法で分析することができます。また、この評価によって、各サプライヤーがどの分野をカバーし、どの分野で改善が必要かが明らかになります。
2022年には、ニュートレコのサプライヤーのうち183社が、EcoVadisによる評価を受けました。その中の多くはスクレッティングの事業とも関わりがあります。2023年にかけて、この数を増やすことを目指しています。
スクレッティング ノルウェーのハイリスクなサプライヤーのうち2社が最近EcoVadisによる格付け評価を実施し受け、どちらもEcoVadisの平均スコアを上回り、1社は同プラットフォーム上で上位1%のベスト・スコアの企業に入ったことは喜ばしいことです。
スクレッティングは水産養殖業界に革新的でサステナブルな栄養ソリューションを提供するグローバルリーダーです。スクレッティングは17カ国に生産施設を有し、3,798人の従業員が60種以上の魚種の孵化から出荷までの全ライフサイクルで高品質の飼料を製造・供給しています。2022年にスクレッティングが製造した養魚飼料は300万トンにのぼります。