2022年、エビ養殖業界がより持続可能で革新的な飼料をいち早く導入することを目指し、スクレッティング アクアカルチャーイノベーション(AI)は、エクアドルのグアヤキルにグアヤス研究ステーションを開設しました。
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610万ユーロをかけて新設したこの施設は、エビの養殖に特化したワールドクラスの研究開発ステーションです。スクレッティングはエビの栄養と健康に関する知識をさらに深め、この知見を世界的な水産業界で最も重要なエビの生産地域の現場で実践するための理想的な基盤を築きます。
最新の技術を導入したこのステーションは、設備の整った実験室と最新の実験ユニットで構成され、バナメイエビ(Litopenaeus vannamei)に関わる重要な試験を実施します。さらに、商用生産環境を模倣した条件で複数の研究を実施するための水槽も備えています。
スクレッティングAIグアヤス研究所は、幼生から収穫サイズまでのエビ生産の全段階を研究します。シミュレーションと評価には、成長と飼料効率だけでなく、健康と福祉のパラメーターも含まれます。また、新規・既存の飼料原料の消化率や栄養バランスも重要なテーマです。この目的のために、高度なバイオテクノロジーが導入され、さらに開発される予定です。
新ステーションは、スクレッティングの科学専門家のグローバルネットワークと 包括的なグローバルリサーチユニットの手厚いサポートを受けることができます。 スクレッティングAIグアヤス研究ステーションは、エビがより速く大きく成 長し、病気や環境問題に対してより強くなるための方法をより深く理解することで、 これらの重要な知見を業界の実用的なソリューションに変えるイノベーション を生み出すことに努めます。
新施設の開所にあたり、スクレッティングのイノベーション ディレクターであるAlex Obachは、「スクレッティングAIグアヤス研究ステーションが開業したことを大変嬉しく思っています。この世界トップクラスの施設は、エクアドル および世界のエビ市場に対する当社のコミットメントを明確にするものです。地元の養殖生産者とより緊密に連携するだけでなく、養殖のパフォーマンスと効率を向上させる新しいソリューションを提供するためのパイプラインを確立することで、世界中のエビ生産者が世界の食糧と栄養の安全保障にますます貢献できるようになるでしょう」と述べています。