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フードシステムと地球規模の課題
サステナブルであるためには、食糧システムは、経済、社会、環境の様々な側面も併せてプラスの価値を生み出すよう開発される必要があります。したがって、世界中の食糧システムは、「トリプルチャレンジ」を実現することが期待されています。
CEOメッセージ
サステナビリティレポート2021へようこそ! このリポートで語られることは、私たちが素晴らしい企業であるとか、私たちの活動は全て完璧である、企業そして業界として直面する全ての課題を解決したといった華々しいストーリーを書いたものではありません。
単純に事実はそうではないからです。その代わりに、私たちがどのようにサステナビリティの矛盾に取り組んでいるのか、どのようなことを機会ととらえ、そこでどのような改善の余地があるのか、といった私たちの考えと行動について詳しくお伝えしています。
最も重要なカギは、産業に携わる全ての人達の協働によって生み出されるパワーです。私たちの産業に変革をもたらしたいのであれば、顧客、サプライヤー、NGO、認証機関、その他バリューチェーンで関わるすべてのステークホルダーとより緊密に協力する必要があると強調したいと思います。
そのため、私たちのサステナビリティ・ストーリーは、私たち自身の視点だけから書かれてはいません。本リポートでは、主要なステークホルダーを招き、透明性、水産物と大豆の調達、認証、環境・社会・ガバナンスのリスクなど、さまざまな重要テーマについて、そこに関わる人たちに意見を伺っています。
私たちは学び続け、より良く、より速く、より多くを行う必要があります。
私たちは、これまでに達成したことを誇りに思っています。しかし、COVID-19や物流問題、インフレ、ウクライナ戦争など、業界や世界情勢が急速に変化していることに加え、消費者が自分たちが食べている食品についてもっと知りたいと思うようになった今、私たちは学び続け、より良く、より速く、より多くを行う必要があることを十分に理解しています。
私たちは、Feeding the Futureという当社のパーパスを真剣に受け止めています。私たちの飼料は、お客様やサプライヤー、その他のステークホルダーとともに、世界中で1日あたり2,100万食以上の水産物の生産に貢献しています。これは大きな責任であり、私たちは自らの行動すべてに対して説明責任を果たすことを決意しています。
このリポートの内容とストーリーは、世界中の3,200人を超えるスクレッティングの同僚たちの努力の賜物です。私たち一人ひとりが、より持続可能な養殖業を確立するために全力を尽くしています。