Skretting sustainability report 2020

Our migration towards a more sustainable future

CEOからのご挨拶

スクレッティングのサステナビリティリポート2020へようこそ。このリポートは、私たちの多くが未曽有の試練に直面した 2020 年の 1 年間にスクレッティングが取り組んだ最新の報告書です。コロナ禍の中困難と不安に苦しむ人は今も多く、様々な側面において世界は苦しい状態にありますが、この厳しい状況にあってもポジティブで重要な変化は起きています。

今も、そしてこれからも、私たちは常に高い意欲を持つ会社です。世界の水産養殖業界において、 食糧安全保障を提供する側として、その能力を 最大限に発揮する原動力となろうと考えています。
スクレッティングCEO Therese Log Bergjord

それはスクレッティングも同様です。コロナ禍の試練に直面しながらも、スクレッティングの工場が 1 社も閉鎖せず、激動する市場の需要を満たすのに必要不可欠な水産飼料の製造とソリューションの提供を続けられたことは、私にとって誇りとなりましたし、これからもずっとそうでしょう。昨年 1 日当たり2100 万食の魚介類を生産することができたのは、こうした努力の結果です。

私たちのこのしなやかさは従業員やチームのコミットメントの証であると同時に、足元を見直すことに価値を見出し、スクレッティングが事業の基盤とする安全文化の重要性を示しています。それと同時に多様性と包括性、温室効果ガスの排出量削減、薬剤耐性の向上に継続的な努力をし、さらに多くの新たなイニシアティブが進行中です。

また、スクレッティングは昨年ステークホルダーとのパートナーシップでも数多くの前進を遂げました。
今も、そしてこれからも、私たちは常に高い意欲を持つ会社です。世界の水産養殖業界において、食糧安全保障を提供する側として、その能力を最大限に発揮する原動力となろうと考えています。しかし、これを独力で成し遂げることは、私たちを含め誰にもできません。協働することが必要で、同じ産業で連携すれば、単独で行うよりもはるかに強い力が生まれます。私たちは共通の行動責任を負っているのです。

サステナビリティはスクレッティングの DNA の一部です。複数の主要な分野で長い時間をかけて改善すべき部分が多くあることを、私たちは明確に意識しています。
スクレッティングCEO, Therese Log Bergyord

2020 年末を迎えるにあたり、他の何よりも重要な、今後数年間にわたってサステナビリティの目標を定義する ニューテレコ サステナビリティ ロードマップ 2025 が完成しました。その基盤になるのはいわゆるサステナビリティの 3 つの柱である「健康と福祉」、「気候と循環」、「良き市民」です。スクレッティングの進歩とコミットメントの具体的な目標を定めた、新たな戦略についてはこのリポート全体にわたっていくつかご紹介しています。ただ強調しておきたいのは、このロードマップを策定するため行われた作業が、私たちの日々のオペレーションの中核にあるサステナビリティの重要性を強めるものとなったことです。すべての従業員の懸念や関心に応えていけるよう、私たちは歩みを止めることなく努力を続けていきます。

当リポートで伝えているように、サステナビリティはスクレッティングの DNA の一部です。複数の主要な分野で長い時間をかけて改善すべき部分が多くあることを、私たちは明確に意識しています。それでも現在、私たちが歩んでいるこの道は、将来の地球のニーズにつながるものです。世界中の私たちのパートナーをサポートし、水産養殖産業のサステナブルな成長を加速するうえで、私たちが今いる場所が今まさに役に立つときです。私たちはだからこそ、「Feeding the Future」というパーパスの実現に専念することができるのです。

CEOからのご挨拶
私たちのアンビション
背景
スクレッティングと国連持続可能な開発目標(SDGs)
透明性と信頼
主要なパートナー
ロードマップ2025
動物の健康と福祉
気候と循環
良き市民
養魚とエビの生産に用いられる飼料原料
スクレッティングについて