Skretting sustainability report 2020

Our migration towards a more sustainable future

動物の健康と福祉

養殖場、飼料、健康管理ベースの包括的なアプローチ


世界保健機関(WHO)は、抗菌剤耐性(AMR)が世界の公衆衛生にとってますます深刻な脅威となっていることを指摘し、その加速を遅らせるために社会のあらゆるレベルで協調した行動計画を実施することを求めています。

動物製品における抗生物質の過剰使用が薬剤耐性菌を生じさせるので、スクレッティングでは顧客からの要望と然るべき獣医師による文書がない限り、飼料に抗生物質を使用せず*、養殖の抗生物質への依存率の大幅な低減を提唱しています。抗生物質の使用量を世界的規模で大きく減らす手段としては、養殖場と飼料、健康管理に基づくホリスティックなアプローチを採用しています。 スクレッティングはこうした積極的なアプローチが動物の福祉を向上するだけでなく、生産性をも高めるということを証明しています。

一般的な栄養に加えて機能性原料を使用した水産養殖飼料には、魚やエビの病気やストレスに対する耐性を高めるという健康的メリットがあります。このような飼料は、水産養殖の健康管理と抗生物質薬剤の使用量の抑制において中心的な役割を果たしています。

*日本においては飼料製造における抗生物質の使用は法律で禁止されているため、これは日本においては適応外です。

スクレッティングは養殖健康飼料の 分野で比類のない実績を持っています。

スクレッティングは養殖健康飼料の分野で比類のない実績を持っています。飼料による予防措置は、過去30 年間のスクレッティング ARC の健康研究開発が最も重視してきたテーマです。1989 年にこのテーマに着手し、1992 年には世界初の魚用健康飼料を発売しました。この画期的な飼料により、特定の原料を使うことで病気になりにくい丈夫な動物が育つことが証明されました。研究開発に投資した結果、世界の水産養殖業界に革新的な健康ソリューションの流れが生まれたのです。

機能的健康は相当な改善を示しましたが、ヒトの健康や動物の健康と福祉においては未だに抗生物質の使用量が問題になっていることを見落としてはなりません。遺伝子やワクチン、バイオセキュリティ、病害防除、ストレス対処、機能性飼料などの各種戦略を包括した広範な健康管理が不可欠です。


in this sectin

The responsible use of antibiotics
R&D to support animal health: introducing The Bubble
Evolving through collaboration
AquaCare – improving water quality for fish and shrimp farming

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