透明性と信頼
私たちのアプローチは、バリューチェーンの中で交流するさまざまなステークホルダーの間で透明性と信頼関係を構築することであり、消費者が食べるものへの関心が高まっている世界では重要なことです。そのため、私たちの持続可能性への取り組みは、人と動物の健康を守ることを核として考えており、責任ある調達は経済的な観点だけでなく、環境保護や人権・労働権などの社会的発展にも関連しているという私たちのビジョンを共有するパートナーと協力して仕事をしています。
責任ある調達
責任ある生産と消費のためには、購入の意思決定を行う際に、コストと品質という従来の側面を超えた視点が必要となります。スクレッティングとニュートレコでは、ビジネスパートナー行動規範において、関連する持続可能性の問題を明記しています。スクレッティングのフットプリントの大部分を占める原料について、当社の調達チームは、可能な限りその影響を最小限に抑えることに注力しています。
スクレッティングは、飼料原料の一次供給元および飼料原料の製造業者に関連する持続可能性リスクの体系的評価を実施しています。これらのリスク評価の結果に基づき、飼料原料を購入する前に、飼料原料の一次供給元と製造業者の組み合わせを評価し、承認されなければ購入し使用することはできません。
サプライヤーとの連携
スクレッティングの飼料には、世界中から調達した多種多様な原料が含まれています。私たちは、責任あるサプライチェーンの一員でなければ、サステナブルな栄養ソリューションを開発することはできません。当社のビジネスパートナー行動規範は、サプライヤーの業務に関連する重要な問題について、サプライヤーと協力し、環境、社会、法的側面に関する最低限の基準を設定しています。
すべてのサプライヤーは、ビジネスパートナーのための行動規範を受け入れ、遵守しなければなりません。サプライヤーのサステナブル監査は、主に「高リスク」と認定された国や原料に焦点を当てています。現在、スクレッティングの原料サプライヤーは世界中に約1300社あります。
(原料サプライヤー向けの補足も含まれています)
スクレッティングのサプライヤーに必要な条件
高品質な飼料の製造は、適切で高品質な原料を調達することから始まります。原料の品質を保証するために、私たちはサプライヤーと高いレベルの協力関係を築いています。
新しい原料や新しいサプライヤーの登録については、その原料の品質基準を当社の基準に沿った承認手続きが義務付けられています。
この最初の評価において、サプライヤー候補者には以下の情報を提供していただく必要があります：
- 製品安全データや分析証明書などの製品データシート
- ビジネスパートナーのためのニュートレコ行動規範への同意
- HACCP手順などの情報を提供する製造業者やサプライヤーアンケートなど、記入済みのスクレッティングアンケート
ニュートレコ大豆・パーム原料調達方針
ニュートレコ全体で取り組む大豆の調達方針は、複雑な認証制度を簡素化し、スクレッティングとトラウニュートリションの調達チームが、2025年までにサプライチェーンから森林破壊を完全に取り除くことを目的としています。この方針は、ニュートレコのサステナビリティ・ロードマップ2025で謳う取り組みの一つです。
海洋原料の調達方針
海洋を保護し、人が食べる魚の量を持続可能な範囲で捕れるようにするため、ニュートレコとスクレッティングは新たな調達ポリシーを策定しました。これはグローバルな事業活動を展開するうえで、海洋原料を購入するときの実用的な指針となります。
原料ギャップを埋める
世界の人口が増加し続ける中、養殖生産量が3000万トン増加すると予測されています。これはさらに4500万トンの原材料が必要になることを意味します。では、その原料はどこから来るのでしょうか？さらに詳しくお知りになりたい方は、原材料の世界を探るシリーズをお読みください。