世界の温室効果ガス排出量の約4分の1がフードサプライチェーンから発生しており、温室効果ガスの削減に取り組むことは、食に関わる企業が気候変動に対処するための最も効果的な方法の1つです。
イタリアでカーボンニュートラル飼料を発売
世界の温室効果ガス排出量の約4分の1がフードサプライチェーンにおいて発生していることを考えると、温室効果ガス排出量を削減することは、食に関わる企業が気候変動に対処するための最も効果的な方法の1つです。スクレッティングイタリアは、飼料製造と養殖において発生する二酸化炭素(CO2)排出量を最小限に抑える機会を創出し、新しいコンセプトFeed4Futureゼロエミッション飼料を発表しました。
- スクレッティングは初めて低負荷飼料が発売し、イタリアの養殖業者が低負荷飼料を利用できるようになりました。イタリアの養殖業を新たなレベルの持続可能性へと導いています。
- Feed4Futureと名付けられた飼料は、カーボンフットプリントの10%削減を可能にし、さらにカーボンニュートラルプログラムは、スクレッティングの顧客がカーボンニュートラルな漁場を達成することを可能にします。
- 健康的で回復力のある食糧システムへの取り組みを強調しています。
スクレッティング イタリアは、養殖飼料の製造プロセスと養殖で発生する二酸化炭素(CO2)排出量を最小限に抑えることが重要なチャンスと考え、新しいカーボンニュートラルの飼料コンセプト”Feed4Future”を立ち上げました。
この市場初の提供は、魚の栄養要件に関するスクレッティングの広範な知識と、厳選されたサプライヤーから責任を持って供給される持続可能で環境負荷が低減された飼料原料を組み合わせたものです。
スクレッティングの画期的なマイクロバランス技術を利用し、人間の消費と競合しない革新的な原料と高品質の副産物を取り入れることで、Feed4Future飼料は、標準的な飼料よりも10%低いカーボンフットプリントを実現し、残りのCO2排出量はカーボンクレジット*で補うことができます。
「食品生産の影響にスポットライトを当てることで、Feed4Futureはイタリアの養殖業を持続可能性の新しいレベルに上げています。漁場の二酸化炭素排出量の80%が飼料に関連しており、このコンセプトを適用することで、私たちが一緒に今日地球が直面している最も広範な問題の一つである気候変動に対して効果的な行動を取ることになります。」と、マーケティングマネージャーのUmberto Luzzanaは言います。
それだけではありません。完全にカーボンニュートラルな漁場でさらに大きな一歩を踏み出そうとしている生産者のために、カーボンバランスを開発しました。
各漁場の初期評価に続いて、カーボンフットプリントを計算し、それを削減するための対策を特定し、顧客と協力して完全なカーボンニュートラルを達成します。カーボンバランスはまた、すでにプログラムに参加している第三者認証機関へつなげ、これらの行動を市場に伝えるためのサポートを提供します。特に、この魚をカーボンニュートラルにしている理由や、持続可能な食品生産への貢献について説明します。
「環境問題への関心が高まっている市場において、Feed4Futureとカーボンバランスの組み合わせは、責任ある企業が健全で柔軟な食糧生産システムの構築に貢献するためのユニークな機会であると同時に、製品の提供を強化し、より強い競争上の優位性を確立することができます」とUmberto は付け加えます。
イタリアの新しいカーボンニュートラル製品は、Acqua in Boccaという顧客の参画プロジェクトから生まれたものです。 2017年に始まったこのプロジェクトは、同国の養殖産業が、市場の期待と要件に叶った持続可能性に基づく価値提案を行えるようサポートするものです。
「私たちは、サステナビリティに関するスクレッティングのアプローチと、まず顧客のニーズに耳を傾け、その後、バリューチェーンの他のプレーヤーと関わり、業界全体の価値を生み出すソリューションを構築するという彼らが辿ってきたプロセスに感動しています。」とスクレッティングのサステナビリティマネジャーのTrygve Berg Lea氏は述べています。「Feed4Futureとカーボンバランス/CarbonBalanceは、より持続可能な養殖業界に向かうリードパートナーとしての私たちのグローバルな大志を達成するために、各国におけるイニシアチブがどのように役立っているかを示す完璧な例です。
*カーボンバランスの炭素クレジットスキームは、ブラジルのAgrocortex REDD+(森林減少と森林劣化からの排出量の削減)プロジェクトに関連しています。