原料のギャップを埋める


世界の人口が増加し続ける中、世界の飼料となるタンパク質を提供するための養殖への関心が高まっています。Skrettingでは、世界最大級の養殖飼料サプライヤーとして、当社が果たすべき本質的な役割があると考えています。養殖の生産量が3,000万トン増加すると予測されているため、さらに4,500万トンの原料が必要になります。では、その原料はどこから来るのでしょうか?

新規原料とは何ですか?

養殖飼料の原料は、従来、捕獲漁業(魚粉、魚油)や農作物(大豆粕など)を原料としていました。これらの原料は需要が高く、有限な資源なため、それを補うために、他の植物性の原料、魚の加工残差、動物性の加工品が使われることが多くなりましたが、食糧生産を持続的に増やし、増加する世界人口に必要な食糧を確保するために、現在魚やエビの餌に使われる食糧資源のうち人間が直接摂取できるものを減らすことを目指すことが重要です。

新規原料とは、植物や動物を原料とした従来使われてこなかった原料のことを指します。世界的には、新しいタンパク質原料や必須オメガ3長鎖脂肪酸の代替源を解明することを目的として、飼料向け新規原料の研究開発が盛んに行われています。最新の技術としては、微生物や昆虫を原料としたタンパク質や油脂などがあり、すでにEPAやDHAを含む藻類油や、廃棄物の流れを資源とした昆虫種を原料とした高品質なタンパク質がすでに市場で販売されています。

こういった原料やその他の新規原料は、原料の不足リスクを克服する可能性を持っていますが、それを実現するためには大規模生産が不可欠です。飼料配合中に同等の栄養上の利点と性能を提供するだけでなく、生産者にとって適切な価格で入手可能である必要があります。同時に、その製造プロセスが環境や社会に悪影響を及ぼすことは許されません。

魚やエビの飼料原料について、私たちが長期的に考えている最も基本的なビジョンの一つは、社会で消費されない原料を使用することです。
Dr Alex Obach, スクレッティング イノベーション ディレクター

「魚やエビの飼料原料に関しては、私たちが長期的に考えている最も基本的なビジョンの一つは、社会的に消費されない原料を使用することです。 私たちが現在開発している新規原料は、人の食料と直接競合しないため、この分野に当てはまります。耕地や水の使用量にも影響を与えることはありません。」とスクレッティングのイノベーション ディレクターであるAlex Obach博士は述べています。

スクレッティングは、新規原料の開発を全面的に支援しています。私たちは、持続可能性、栄養、品質、安全性、規制および経済的な観点から、これらの代替原料の複雑さを完全に理解することに向けて積極的に取り組んでいます。この知識は、養殖が責任を持って進歩し続けることを確実にするのに役立つと信じています。

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